アトピーは体調管理のバロメーター

「おやつは食べないで持って帰りなさい。」これは幼稚園に通う私に母が言った言葉です。生まれて間も無くオムツかぶれから始まり、アトピーとはかれこれ34年付き合っています。小さい頃は何とか治してあげたいという両親の想いから、砂糖や卵の入った甘いお菓子を食べない食事療法を試した事もありました。今でも、幼稚園でおやつの時間に自分だけ我慢して食べないで、さっさと帰る準備をしていたのを覚えています。当時はそこまで他の子が羨ましいといった気持ちにはなっていませんでしたが、今でも覚えているという事は、やはり心のどこかで皆と同じ物を食べたかったのかもしれません。小さい頃は、腕や足の曲げたところに赤く発疹ができていましたし、下着が擦れるところも掻きむしっていつもシーツに血が付いていました。掻かないように言われましたが、とても我慢ができませんでした。いいアトピーかゆみ止めの方法はなかなか見つけられず小学1年生の頃は、海水がアトピーに良いと知った母親に連れられて、夏休み中は毎日電車で遠くの海水浴場まで通ったのを覚えています。汗やほこりが良くなかったので、見事、海に通っていた頃は一瞬良くなりました。
運動会の練習中も、砂埃にやられるので、一人だけ綿の長ズボンを履いて授業を受けていました。新築の自宅のカーペットもダニが湧くと良くない、、とすぐにフローリングに張り替えたのを覚えています。
色々と両親の心配がありましたが、中学生にあがる頃になると、自分でもうまくアトピーと付き合っていけるようになりました。特別な対処はせず、皆と同じ生活を送り、気にしないようにしたのです。すると、少しずつ良くなってきました。夏など、汗をかきやすい時は一時的に出てきましたが、そういう時だけ病院でステロイドをもらい、あとは何もしませんでした。現在は、2人の娘を持つ母親ですが、本当に昔に比べて良くなりました。しかし、完全に治ったわけではありません。
家事をすると、どうしても洗剤や水に負けて、手に湿疹ができます。ゴム手袋必須で、うまく付き合っています。また、体調管理がうまく出来ていなかったり、過度のストレスがたまると、昔あったところにアトピーがひょっこり出てきたり。。長年アトピーと付き合ってきたお陰で、今では自分の体調管理のバロメーターになっています。ちょっと痒いな〜と感じたら、何か身体がSOSを発信しているのだなあと考え、生活を改善することができます。もし、今、アトピーでお悩みの方は、うまく付き合っていくべき自分の一部として受け入れ、あまり深刻に考えないようにすることをお勧めします。精神的に悩んでストレスを抱えることが、アトピーにとって1番良くないので。。酷い痒さで我慢が出来ない時だけステロイドに頼り、さっと治して、後は保湿とマメなシャワーなどで乗り切ってください。

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